”昭和20年代のデッドストック「肥料袋」で作るバック”
九十九里にある”大矢織物”という江戸時代から続く織物工場に、戦後すぐから在庫してあったビニロン製の肥料袋を使用したバック。
戦後大量に作られ、その後プラスチックに押され長い間在庫になってしまっていたビニロン製の肥料袋は、アップサイクルであるだけでなく、薄くて軽く、丈夫で耐久性があり、廃棄時に有害物質を出さない。
他には無いリアルストーリーを持ったアップサイクル・トートバック。
当時、肥料袋への加工は、筒状に織った布をヒートカット(熱切断)で袋状にしていました。
底部分はヒートカットをそのまま利用。口部分から紐を裁ち、加工。裁断くずを出さない仕様となっています。
ビニロン100%
W480×H450mm
紐(長手)550mm・紐(短手)250mm
※多少の個体差がございます。アップサイクル品としてご理解ください。
■上総木綿と大矢織物の歴史
江戸時代より、現在の千葉県成東市、東金市、大網白里市、茂原市一帯を中心として、農家の副業として木綿の生産が盛んになりました。文化年間以後(1818年)、茂原や下総国八日市場の商人らが、この地域で生産された木綿を各地で販売し、その質実堅牢ぶりが評価されました。幕末に入ると、高機の導入なども図られましたが、あくまでも農業の副業として生産が続けられました。明治7年(1875年)には、太織82万反、縞4.8万反をはじめとして、年間14.5万反が生産され、最盛期を迎えました。そのなかで、大矢職物は、安政年間(1854年)に創業し、昔ながらの機織り機で上総木綿を生産してまいりました。現在では、機械織の上総木綿を織る唯一の機屋となっています。
※ビニロンとは
ビニロンは日本で初めて開発された合成繊維。ナイロンに続き、世界で2番目に開発された。
繊維強度が高く摩擦に強いことや合成繊維では珍しく吸湿性に優れている。また、耐候性、耐薬品性にも優れ、工業・産業の多方面で使用されています。ビニロンは炭素、水素、酸素で構成されているため、燃焼時にダイオキシンやアンモニアといった有害物質を発生させません。
※注※ 商品は状態の良い素材を選び生産しておりますが、長く保管されていたため、多少の傷、汚れがある場合がございます。ご理解の上ご購入ください。
This is the BAG[UP CYCLE]
This is では、環境問題への取組みの一環として、無償修繕を承ります。 大切に、直しながら、末永くお使いください。
※ 送料はお客様負担となります。また修繕した商品の返送は着払いとさせて頂きます。
※ 破損の状況によって修繕を受け付けられない場合がございます。
※ 破損の状況によって実費を頂く場合がございます。
デッドストック生地を使用しているため、生地の使い切りと同時に生産終了となります。